玉梓の庭

玉梓とは、大切な手紙のこと。大好きなお手紙についてのブログです。

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これってOK?それともNG? よく話題になる文通マナー

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こんばんは、mito(@kawaiibox_mito)です。

今週も一週間頑張りました!

ですが、うちの夫は明日も土曜日出勤なので、私も寝坊しないようにしなきゃです(;´∀`)

 

さてさて、掲示板などで文通相手募集を見ていると、たびたび目にする「バラセOK」「短文NG」「チラシの裏は×」などといった記載。

 

初心者にとっては「これはどういう意味?」「どの程度ならOKなの?」と迷ってしまうこともあると思います。

 

そこで、今回は初心者さん向けにこれってどうなの?ポイントをまとめました。

 

文通 ルール マナー

 

 

 

チラシの裏

私自身お目にかかったことはないのですが、昔の文通ではチラシの裏に手紙を書いてくる人がいたようです。

その流れで「チラシの裏はやめてください」というのが今でも定型文のように残っているのではないかと思います。

 

意味としては「ちゃんと便箋を使ってください」と取ることができますので、 チラシの裏やノートの切れ端、メモ用紙などのあまりに適当な紙は避けるようにしていれば大丈夫でしょう。

 

「バラセ」

バラセとは「バラ+セット」から来ていると思われる言葉で、一回の手紙の中で封筒や便箋の色や柄が揃っていないことを指します。

市販のレターセットは、封筒1枚に対し便箋2枚の割合でセットとして販売されているものが多いですが、長い手紙になると便箋2枚では書ききれず、封筒に対して便箋が足りなくなってしまいます。

そこで、足りない分は別のセットの便箋を使ったり、レターパッドを使ったりして、封筒と便箋の柄が合わなくなるのが「バラセ」です。

 

チラシの裏と違ってちゃんとした便箋を使っているのでOKという人が多いですが、人によって価値観は違いますので、NGとしている人もいます。

 

バラセにすると統一感がなくなるのが気になるという方は、色付きの無地のレターパッドを持っていると便利です。

色合いだけでも封筒に合わせることでちぐはぐな印象がだいぶ薄れますよ。

 

 

返事の催促

長い間相手から返事が来ないと、不安になることもあるかもしれません。

ですが、それを相手にぶつけてしまうのはよくありません。

手紙が来たからすぐ返事を書くという人もいれば、話せるネタができるまで待って返事を書くという人もいます。

もしかしたら急な用事や冠婚葬祭などのドタバタで、手紙を書く時間が取れないのかもしれません。

手紙を出すペースは人それぞれということを忘れず、ゆったりと待ってみましょう。

 

百均レタセ

最近は百均のレターセットにも可愛いものが多くなり、NGという人は少ないようです。

「書き心地が好きではないので自分は使わないけれど、相手が使う分には構わない」という人も。

相手が文具に非常に強いこだわりを持っている場合は、受け入れてもらえないかもしれません。

これも価値観が分かれるところですね。

 

茶封筒/白封筒/ビジネス箋

マナー的にはNGではないのですが、味気ないということで好まれない場合も。

可愛らしい柄の入ったようなものが苦手であれば、無地のカラー箋や和紙のものなどはいかがでしょうか。

 

loveletter-garden.hatenablog.com

 

ロンレタ/短文

ロンレタはロングレター、というのはわかると思いますが、便箋何枚からがロングになるのかというのが難しいところですよね。

人によって感覚はまちまちだと思いますが、一般的なレターセットが封筒1枚に対して便箋2枚で売られていると考えると、2枚くらいはふつうの長さなのかなという気がします。

逆に便箋1枚にも満たないようなあまりに短い手紙は、話題が広がらないし、「手紙を書きたくないのかな?」と心配になってしまうので、NGとしている人もいます。

 

正式な手紙のマナーでは、弔事の手紙以外は便箋1枚のみというのは失礼にあたるとされ、白紙の便箋を一枚重ねるということになっていますが、エコという観点からするとよくないのではということで、あえてしない場合もあります。

 

忙しかったり、体調が悪い時は誰にでもあるので、あまり短文になるような時は無理に返事をしないことも文通が長続きする秘訣です。

時間を取れるときに「遅くなってごめんね」と返事を書いたり、心配な人はいっそ短文でもおかしくないポストカードや一筆箋で 「今はあまり手紙が書けないけれど、あなたの事が嫌になったわけではないよ」とフォローのお手紙を送っておくのもありです。

 

先送り

「先送り」というのは先に手紙を送ること。

文通を始めることになって、一番最初の手紙をどちらが送るかということです。

昔は応募する側が先に手紙を送るというのが主流だったようですが、明確なルールはありません。

募集文に「先送りしてくれる人」などと書いてある場合もありますし、特に指定がなければ話し合って決めるのが良いでしょう。

 

先送りする側が相手の住所を教えてもらい、送る手紙に自分の住所を記載するという方法もありますが、トラブルを避けるため、どちらが先送りであっても最初にお互いに住所を交換しておく方が安心ですね。

 

シャープペンシルやカラーインク

少し前に知り合いの子が、シャープペンシルでお手紙を書いたら文通相手に怒られてしまった」と言っていました。

若い子は知らないかもしれませんが、手紙は宛名だけでなく中身もボールペンやサインペンなどで書くのがマナーです。

気心の知れた友達なら特に気にしないかもしれませんが、水濡れや摩擦など何らかの理由で文字が消えてしまうと困りますよね。

 

また、万年筆やつけペンのカラーインクも人によっては嫌がられることもあります。

「改まった手紙のインク色は黒であるべき」という強いこだわりを持っている人から、「色覚的に見えにくい色があるので使わないで欲しい」という人まで、理由は様々。

これについては「どこまで許せるか」というのにも個人差があるので何とも言えません。

逆にお互いにインクの愛好家である場合などは相手の使うインクを楽しみにしているケースもありますし、結局のところ、親しい仲で確認が取れていれば筆記具はなんでもありということになると思います。

 

 一般論としては黒、青、茶色系の濃くはっきりしたインクが無難でしょう。

赤はマナーとして良くないと言われています。

また、蛍光色など、目が痛くなるような配色は避け、落ち着いた色を使いましょう。

 

交換ノート/プロフィール帳

最近は、郵送での交換ノートや、子供の頃に学校で交換したプロフィール帳を懐かしんで書いてみるというのも流行っているようです。

ですが、いきなり文通相手に用紙を送り付けて「書いて」と頼むのはマナー違反です。

文通を趣味とする人の中には純粋に手紙のやりとりだけを楽しみたいと思っている人も多いからです。

先に書いてくれるかどうかの確認を取り、あまり乗り気でない相手には無理強いしないようにしましょう。

 

プレゼント

誕生日やクリスマスなど、もらってうれしいプレゼント。

ですが、気を使ってしまうのでプレゼント交換はやりたくないという人も一定数いるものです。

こちらもいきなり送り付けるのではなく、ある程度親しくなってから送っても良いか聞くようにした方が、要らぬトラブルを避けられます。

サプライズにしたい場合は、あまり高価なものは避け、小さなお菓子や手紙に関する文具など、相手があまり気にしなくて済むようなものがおすすめです。

 

長々といろいろ書いてしまいましたが、文通はそう厳しいルールやマナーの多いものではありません。

ここに書いたのはあくまでも「こういうケースもあるよ」という例ですので、あまり肩ひじを張らず、まずはお気に入りのレターセットとボールペンで気楽に文通をスタートしてみてください。

やりとりをしているうちに、だんだんお互いの事を知っていけば、「この人はこういう事は嫌がるな」「こういうことなら喜んでくれるな」というのがわかるようになります。

あまりに雑な紙や筆記具を使ったり、募集の時点でNGにしていることをやらなければ、いきなりお叱りを受けるということはないでしょう。

ぜひ、思いやりを持って楽しいお手紙を沢山交換してくださいね。

かしこ